2021年春アニメ感想 その3
はじめに
2021年春アニメのうち、以下の4作品について感想を書いていきます。
バック・アロウ
美少年探偵団
僕のヒーローアカデミア 第5期
ネタバレを含むので、未視聴の人は気を付けて下さい。
【バック・アロウ】
このアニメは2021年1月から始まっていたのですが、2クール目あたりから面白さが加速的に上昇していきました。
序盤は可もなく不可もなくといった感じで特に目立つ要素は無かったため、そこで見るのをやめてしまった人も少なくないでしょう。
ですが終盤になるにつれて衝撃の展開やアツい戦いが繰り広げられるようになり、非常に見応えがありました。
序盤で切った人が少なくなかったのは、谷口悟朗さんや中島かずきさんといった有名な方々が手掛けているアニメということで、その分期待値が高かったのも原因かもしれません。
それだけでなく、主題歌をLiSA、斎藤朱夏、藍井エイル、FLOWがそれぞれ担当するなど、アーティストの方も豪華でした。
実際、知的なキャラがあっと驚くような作戦で様々なピンチを乗り越える展開はコードギアスを彷彿とさせ、小さな国での出来事から世界観が徐々に広がり最終的に神に近い存在に至る展開はグレンラガンを彷彿とさせ、さすがのスタッフ陣だなと思いました。
このアニメでは各キャラは自身の「信念」を軸に戦うわけなんですが、徐々にとんでもない技を繰り出したりとんでもない変貌を遂げたりするようになり、なんでもアリみたいになっていっててめちゃくちゃ面白かったです。
シュウあたりが事あるごとに理屈を説明してくれていたのですが、半分何言ってるんだコイツ状態でした。
こういうその場の雰囲気と勢いでなんとかしてしまう展開もTRIGGERっぽいなぁと思ってしまいました。
【スーパーカブ】
バイクが好きな女子高生達が送るゆるふわ日常アニメと思っている時代が私にもありました。
いや、だいたいそんな感じのアニメだったんですが、一部「ゆるふわじゃねぇな…」と思うところがあり、結構独特な感じのアニメでした。
修学旅行中にバイクを2人乗りしたり、富士山をバイクで登ろうとして何回も転倒したり、川に落ちて動けなくなった女の子をバイクの前のカゴに乗せて運んだりと、なかなかクレイジーな一面を見せてくれました。
ただ、ちゃんと微笑ましいストーリーもあり、1人で暗い毎日を過ごしていた主人公がスーパーカブをきっかけに人との交流が増え、徐々に明るい日々を送るようになる様子はとても素敵でした。
回を経るごとに主人公の表情が柔らかくなっていくのが本当に愛おしくて、孫の成長を見ている気分でした。
あと主人公が他人に対してわりと冷たく、そこも面白かったです。
心置きなく接することができる良い友達ができて、おじいちゃんは本当に嬉しいぞい…
【美少年探偵団】
原作が西尾維新で制作がシャフトのアニメが普通なワケないだろ…
おそらく全員がそう思っていたのではないでしょうか。
実際蓋を開けてみるとキャラ、世界観、演出の何もかもが独特で、「やっぱりな...だがこれを待っていたんだぜ…」という感じでした。
非現実的な要因がありすぎてまともに推理しても真実には辿り着けないという探偵モノらしくない展開もあったのですが、そこに至るまでの過程がやはり面白かったですね。
個性豊かなキャラクター達がドタバタ劇を繰り広げていたら何か真実に辿り着いちゃいました!ってやつ、嫌いじゃないですね。
あと今回は主人公が良いキャラをしていました。
最初は大人しい普通の女の子って感じだったのですが、男装して美少年探偵団に入団してから徐々に化けの皮が剝がれていってて面白かったです。
他のメンバーを酷いあだ名で呼んでいるのが好きだったんですが、咲口長広のことを先輩くんと呼ぶセンスは本当に素晴らしいなと思いました。
【僕のヒーローアカデミア 第5期】
5期目を迎えたこのアニメですが、このクールでは主に対抗戦が描かれていました。
A組のメンバーだけでも全員分のキャラ設定や活躍の機会を考えるのに苦労しそうなのですが、まさかここにきてB組のメンバーも全員分出してくるとは思いませんでした。
しかもA組と良い試合を毎回してくれるので、B組にも強いキャラ達がいたんだなぁと感心しました。
ただ気持ち的にはA組には圧倒的な力を見せ付けてほしかった気持ちもあります。
でもその分爆豪少年が大活躍してくれたので、とてもテンションが上がりました。
しかも今までのようにただの身勝手な単独行動ではなく、爆豪少年のチームプレーを見せてくれて成長したなぁと思いました。
あと緑谷少年にもワクワクするような新事実が発覚し、今後の展開に目が離せなくなりました。
超パワー以外の個性が今後複数発現するかもしれないなんて、面白くないワケないじゃないですか!!
こういう少年心をくすぐるような展開、まさにジャンプという感じがして凄く燃えますね。
敵組織に潜入しているホークスの事も気になるところではありますが、現在も放送は続いているのでまずはそちらを見ることにしましょう。
ホークス…死なないでね…
【おわりに】
2021年春アニメはこの4作品を含む11作品を見ていました。
他の7作品の感想も以下の記事に書いているので、よければ一緒にご覧下さい。
この11作品以外にも、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』や『小林さんちのメイドラゴン』の1期の再放送も見ていました。
どちらも面白かったので、現在放送中の2期の前に見ることができて良かったです。
これに『名探偵コナン』と『ワンピース』を加えると、2021年春アニメは合計15作品見ていました。
いったい夏アニメは何本見ることになるのでしょう…
それは私にも分かりません。
ここまでお読み頂きありがとうございました。