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アニメやゲーム等のネタバレを含む感想を書いていきます

2021年春アニメ感想 その2

【はじめに】

2021年春アニメのうち、以下の4作品について感想を書いていきます。

 

Vivy -Fluorite Eye's Song-

SSSS.DYNAZENON

シャドーハウス

東京リベンジャーズ

 

ネタバレを含むので、未視聴の人は気を付けて下さい。

 

また過去記事に別の3作品の感想も書いているので、よければお読みください。

empty-chestnut.hatenablog.com

 

【Vivy -Fluorite Eye's Song-】

ハラハラドキドキするストーリー展開が面白かったです。

マツモトは100年後の未来からタイムリープしてきているため、いつどんな事件が起こるかは当然把握できていますが、その理由や原因は不明瞭な状態です。

そんな曖昧な状況下で何度も危機に瀕しながらも歴史を修正するために奔走する展開に毎回釘付けになっていました。

 

そして作画のクオリティも高かったです。

このアニメは戦闘シーンも比較的多かったのですが、どのシーンの作画も素晴らしく、非常に力が入っていました。

そういった点も相まって1話1話の満足度が高く、とても見応えがありました。

 

また、ヴィヴィとマツモトの関係性が徐々に変化していく様子も面白かったです。

最初は意見が一致せず、あまり良好な関係では無かったのですが、徐々に良い関係へと変わっていきます。

ヴィヴィの人格が元に戻った際は、前の人格のヴィヴィから見守ってあげるよう頼まれたマツモトが定期的にヴィヴィの様子を見に来ていたシーンもありました。

最後のシーンでは、人格が初期化されたヴィヴィの覚醒をマツモトが待っていました。

本当に良いコンビでした。

 

という感じで全体的にクオリティが高い作品だったのですが、少々詰め込みすぎのような印象もありました。

AI×タイムリープという複雑なテーマだったため、仕方ないような気もします。

むしろ13話によく収めたなという感じです。

細かいところが気になる人は、若干の消化不良感はあるのかもしれません。

ただその分テンポと勢いがあったため、雰囲気でなんとなく楽しみながら見てた人にとっては、満足度の高いアニメだったんじゃないかなと思います。

 

【SSSS.DYNAZENON】

ロボットアニメの醍醐味である戦闘シーンや合体シーンの演出が良かったです。

特にダイナゼノン、グリッドナイト、ゴルドバーンの3体が超合体するシーンは何度見てもテンションが上がりますね。

超合体竜王!!!カイゼルグリッドナイト!!!

こういうのはロマンですよね。

非常に少年心をくすぐります。

 

そういったロボットと怪獣の戦いと並行して、悩みや闇を抱えたキャラクターの成長も同時に描かれていました。

普通の日常にうまく馴染めていなかったキャラクター達がロボットに乗って怪獣と戦うという非日常的な体験をしていく内に、徐々に自身の闇と向き合っていくわけです。

そういった非日常的な体験を通して逆に普通の日常に戻っていくという構図が個人的には面白かったです。

それにしても暦くんの変わりようにはビックリしました…

めちゃくちゃイケメンになってましたね…

 

あと前作「SSSS.GRIDMAN」でも見られた独特な会話のテンポと間の取り方も非常に印象的でした。

また声優さんの演技も相まって、個性豊かなキャラクターが織り成す会話劇も楽しめることができました。

その「SSSS.GRIDMAN」との新プロジェクトも始まるということで、前作のキャラクターとのやり取りも非常に楽しみです。

 

【シャドーハウス】

このアニメを最初見た時、世界観も設定も主人公が置かれている状況も何もかも分からなすぎて、ホラーかと思いました。

そのため、何が起こるか分からない怖さからドキドキしながら見ていたのですが、徐々に色々なことが分かってきて、そのドキドキが一気にワクワクに変わっていきました。

この主人公と同じように見ている自分達も状況が分からないという状態のおかげで、物語にどんどん引き込まれていった気がします。

 

また、主人公エミリコのキャラクターが非常に良かったです。

誰にでも優しい典型的な頭お花畑のキャラクターなのですが、あまりにもピュアすぎて最初は嫌な感じだったキャラクターの態度が徐々に和らいでいく様子は見ていて面白かったです。

こういうピュアすぎるキャラクターは何者かの悪意によって騙されたり酷い目にあったりするのですが、そういった悪意を上回る圧倒的なピュアパワーはもはや尊敬に値します。

是非ともこの調子で歯向かってくる悪意をピュアパワーで跳ねのけて前に進んでいってほしいと思いました。

 

そして何より、見た目が可愛い、です。

エミリコだけでなく、ルウやラムといった生き人形の女の子達が皆可愛らしかったのが非常に良かったです。

そして顔が見えないはずのケイトやルイーズ、シャーリーといったシャドーまでも可愛く見えてきます。

それくらい、キャラクターに魅力があったというワケですね。

この可愛いキャラクターとミステリーホラー色満載の謎だらけのストーリーというギャップが、このアニメにハマっていった原因の1つなんだと思います。

 

【東京リベンジャーズ】

雰囲気的に、デュラララや池袋ウエストゲートパークのような都会の街で発生する様々なトラブルに主人公も巻き込まれていく話かなと思っていたのですが、まさかのタイムリープ作品でした。

しかも喧嘩モノ、そして結構血が流れる。

正直そういう作品は怖いので普段はあまり見ないのですが、タイムリープという面白要素が加わっていたので、若干ビビりながらも見てしまいました。

内容的にはそこまで難しくもなく、非常に見やすいストーリーだったと思います。

 

この作品のポイントは、主人公の弱さにあると思います。

主人公・タケミチは別に賢いわけでも喧嘩が強いわけでも無いため、状況を打開するための秘策を思い付いたり、喧嘩で勝って悪い奴らを倒すようなことはできません。

なので、ただがむしゃらに粘り続けて勝機を待つという手段を取りがちです。

そのため、見ている側としてはもっとうまく立ち回ってほしいと思ったりもします。

ですが、タケミチの必死な姿に心を打たれて周りの人々が力を貸してくれたりするため、そういった人を惹きつける力は備わっているのかなぁという感じです。

 

あとヒロインのヒナがとても可愛いです。

こんなに可愛い女の子が近くにいたら、いつかタケミチを陥れるための手段に使われそうな気がして不安でしかありません。

もう既に何回か死亡しているのですが、これ以上は死なせてほしくないのでタケミチくんにはなんとか頑張ってほしいと思います。

 

【おわりに】

今回は2021年春アニメのうち、4作品の感想となりました。

 

次回は最後の4作品の感想を書きたいと思います。

 

いつになるかは分かりませんが、早くとも明日、遅くとも来世までには書きます。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。